こんにちは。
ほぐリッチです!
年齢を重ねると、「膝が痛い」「立ち上がるときにギシッとする」「階段がつらい」など、関節のトラブルを感じる方が増えてきます。
その代表的な原因が “軟骨のすり減り” です。
今回は、軟骨はなぜすり減るのか?
そして、どうすれば痛みを予防・改善できるのかを、エビデンスのある内容だけに絞って分かりやすくお伝えします。
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■ 軟骨とは?どんな役割があるの?
関節の骨と骨の端には「関節軟骨」があり、クッションの役目をしています。
主な役割は3つ。
1. 衝撃を吸収する
2. 骨同士の摩擦を減らす
3. 関節の動きをスムーズにする
軟骨には神経がほとんど無いので、すり減っても痛みは直接出ません。
しかし、その下の骨に負担がかかり炎症が起こると痛みが出るのです。
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■ 軟骨がすり減る原因(※科学的根拠あり)
● 1. 加齢による軟骨の水分量低下
軟骨は年齢とともに水分と弾力が減少し、摩耗しやすくなります。
● 2. 筋力低下(特に太もも・お尻)
太もも前(大腿四頭筋)やお尻の筋肉が弱ると、関節を支えられず、直接関節に負担が集中。
→ 大規模研究でも「大腿四頭筋の筋力が強い人ほど膝痛が出にくい」と報告あり。
● 3. 体重増加
膝には 体重の3〜5倍の負荷 がかかるため、わずかな体重増加でも負担は大きい。
● 4. 歩き方・姿勢のクセ
O脚・X脚、つま先の向き、膝のねじれなど、荷重のバランスが悪いと一部分だけ摩耗。
● 5. 関節の硬さ(柔軟性低下)
股関節や足首が硬いと、動きの代償が膝など他の関節に集中。
● 6. 過去のケガ
靭帯損傷や半月板損傷などで関節の安定性が落ち、摩耗が進みやすくなる。
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■ 加齢による関節痛のメカニズム
以下の流れで痛みが強くなっていきます。
1. 軟骨が薄くなる
2. 骨に炎症が起こる
3. 骨の縁がトゲのように変形(骨棘)
4. 関節が硬くなる
5. 少しの動作でも痛みが出る
放置すると変形性関節症へ進んでしまいます。
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■ 【予防・改善】科学的に効果がある方法だけ厳選
● 1. 太もも(大腿四頭筋)を鍛える
最もエビデンスが強いのがこれ。
筋力が強いほど、膝痛が少ない・変形が進みにくい という研究が多く存在します。
おすすめの簡単トレーニング:
• イスに座って 膝伸ばし運動
• 壁に手をついての 軽いスクワット(痛みのない範囲)
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● 2. お尻の筋肉(中殿筋・大殿筋)を鍛える
お尻が弱ると膝が内側に入り、軟骨が片側だけすり減ります。
• ヒップリフト
• サイドレッグレイズ
これらは特に効果的。
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● 3. 柔軟性アップ(股関節・太もも・ふくらはぎ)
筋肉が硬いと関節に負担が増えるため、柔軟性改善は必須。
• もも前ストレッチ
• もも裏ストレッチ
• ふくらはぎストレッチ
「硬い部分=関節の負担が大きい部分」です。
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● 4. 体重コントロール(無理のない範囲で)
たった 2〜3kg減 でも膝の負担が大幅に軽くなります。
激しい減量は不要。
食習慣の見直しだけで十分効果が出ます。
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● 5. 正しい歩き方・姿勢を身につける
• つま先を外に向けすぎない
• 膝が内側に入らない
• 重心を外側に乗せない(O脚悪化)
歩き方のクセを直すだけで関節負担が大幅に減ります。
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● 6. 整骨院・医療機関での運動療法
痛みが強い場合は、専門家による運動指導 が効果的。
物理療法よりも、“運動療法”のほうが改善エビデンスは強いです。
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● 7. ヒアルロン酸注射(医療的選択肢)
サプリではなく医療行為ですが、
膝関節の痛みに対しては科学的に効果が認められています。
・関節の潤滑
・炎症の軽減
ただし、個人差もあるため医師と相談しながら選択。
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■ ほぐリッチ的まとめ(エビデンス重視Ver.)
• 軟骨は元には戻りにくいが、痛みは改善できる
• 特に筋力(太もも・お尻)が重要
• 柔軟性・姿勢・歩き方の改善が痛みの予防に直結
• サプリはエビデンスが弱いため“本気の改善策”からは除外
• 運動+生活改善が最強の治療法
軟骨がすり減っていても、
痛みをコントロールしながら生活の質を上げることは十分可能 です。
「体をほぐして、心をリッチに」
一緒に身体を整えて、これからも元気で動けるカラダを作っていきましょう!
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▶︎ ほぐリッチ整骨院 公式HP
https://www.hogurich-seikotsuin.com/p/8/