ぎっくり腰

2025年11月30日 09:09

こんにちは。
ほぐリッチ整骨院の いさ先生 です。

季節の変わり目や、疲れが溜まっている時期に増えるのが
ぎっくり腰(急性腰痛)。

「洗面台で顔を洗ったら…」
「くしゃみをした瞬間…」
「荷物を持ち上げようとしたら…」

そんな“何気ない動作”で突然襲ってくる痛み。
患者さんの来院理由でも常にトップクラスです。

今日は、ぎっくり腰が起こる理由と、正しい対処法をわかりやすく書いていきます。



■ なぜぎっくり腰は突然起こるの?

実は、ぎっくり腰は「突然」ではありません。
数日〜数週間前から、筋肉や筋膜に疲労が溜まり、
腰を支える力が弱っているところに、
最後のひと押しとなる動作が加わって出てくる痛みです。

特に多いのは…
• 長時間のデスクワーク
• 猫背姿勢
• 運動不足
• 寒さで筋肉が硬くなる
• 睡眠不足やストレス

こうした条件が揃うと、腰まわりの筋肉や筋膜が固まり、
ちょっとした動きで「ビキッ!」と痛みにつながります。



■ 初期48時間でやってはいけないこと

ぎっくり腰は、最初の対応がとても大事です。
まずはこれを避けてください👇
• 強く揉む
• 無理にストレッチ
• 温めすぎる(長風呂・カイロを直接貼るなど)
• 痛みを我慢して動き続ける
• 反る姿勢を取る
• コルセットをきつく締めすぎる

初期は炎症が起こっているため、
刺激を入れすぎると悪化することがあります。



■ 正しい対処法(0〜48時間)

◎ ①楽な姿勢で休む

おすすめは以下の姿勢です。
• 仰向けで膝を立てる
• 横向きで丸まる(エビ姿勢)

腰の反りを作らない姿勢がポイントです。



◎ ②アイシング

炎症期は「冷やす」ことが基本。
• 15〜20分
• タオル越しに
• 1〜2時間おき

保冷剤の「当てすぎ」は逆効果なので注意してください。



◎ ③少し歩く

意外に思うかもしれませんが、
完全な安静よりも、痛まない範囲で軽く歩くほうが
回復が早いケースが多いです。

ポイントは「無理しないこと」。
ゆっくり短い距離でOK。



■ 痛みが落ち着いてきたら(2〜3日後)

炎症が落ち着いてきた頃が、ケアを始めるタイミング。
• 腰まわりの軽いほぐし
• お尻(大殿筋)の筋膜リリース
• 太ももの裏(ハムストリング)の軽いストレッチ
• 股関節の動きを良くするエクササイズ
• 深い呼吸でお腹の緊張をゆるめる

このあたりがとても効果的です。

強すぎる刺激は逆効果なので、
「ちょっと気持ちいい」くらいの強さで行うのがポイント。



■ ぎっくり腰は“癖”ではなく“パターン”

よく「ぎっくり腰は癖になる」と言われますが、
実際は 同じ体の使い方を繰り返すと再発しやすい という意味です。

特に多いのは…
• お尻の筋肉がかたい
• 股関節が動かない
• 多裂筋(腰の深部)が弱い
• 猫背・反り腰
• デスクワークで同じ姿勢が長い

これらを改善すると、再発率はぐっと下がります。



■ こんな症状があれば要注意

次の症状がある場合は、整骨院・医療機関へ相談してください。
• 足にしびれが強く出る
• 足の力が入りにくい
• 長時間歩けない
• 排尿・排便に変化がある
• 3週間以上痛みが続く

神経トラブルを伴う可能性があります。



■ まとめ

ぎっくり腰は「突然の事故」ではなく、
日々の姿勢や疲労の積み重ねで起こるケースがほとんどです。

正しく対処すれば回復は早く、
逆に間違ったケアをすると長引いてしまいます。

ほぐリッチ整骨院では、
痛みを早く取り除くだけでなく、
再発しない体づくりのサポートも行っています。

腰の痛みでお困りの方は、いつでもご相談ください。

👉 ほぐリッチ整骨院HP
https://www.hogurich-seikotsuin.com

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