猫背は肺活量を30%下げる? ― ほぐリッチが教える「姿勢と呼吸」の深い関係 ―

2025年11月21日 07:05

こんにちは。
ほぐリッチです!

今日は、多くの方が気にしている 「猫背」 の話をしていきます。
実はこの猫背、見た目の問題だけじゃなく 呼吸機能や体の不調に直結する“深刻なクセ” なんです。



■ 猫背になると、肺活量は最大30%も低下する

猫背になると胸郭(肋骨のカゴ)が前に潰れ、
肺が本来のように膨らまなくなる ことが分かっています。

肺そのものの大きさは変わらないのに、
“胸郭が動かない” せいで呼吸量が減ってしまうんです。

● 肺活量が下がると何が起こる?
• 呼吸が浅くなる
• 酸素が不足し、集中力低下
• 自律神経が乱れやすくなる
• 肩こりや頭痛が出やすくなる
• 疲れが取れにくい

猫背は単なる姿勢不良ではなく、
全身のパフォーマンス低下につながる“呼吸障害” とも言えます。



■ なぜ猫背になるのか?(原因は意外とシンプル)

猫背の原因は1つではありませんが、多くの方に共通しているのは以下の3つ。

① 長時間のスマホ・デスクワーク

頭が前に出る → 頸椎のカーブが崩れる → 背中が丸まる

② 呼吸が浅くなる生活

ストレスが多いと横隔膜が硬くなり、胸周りも固まり、背中が丸くなる。

③ 背中の筋力低下

肩甲骨を支える筋肉(菱形筋・僧帽筋中部下部)が弱いと、胸が落ちやすくなる。



■ 猫背を改善するには「胸郭の動き」が鍵

多くの方が“背筋を伸ばす”だけで矯正しようとしますが、
実はそれだけだと 一時的な改善にしかならない ことが多い。

猫背の本当の改善ポイントは…

➤ 胸郭(肋骨の動き)を広げること

胸郭が固いままでは、いくら背筋を伸ばしても5分で元に戻ります。



■ ほぐリッチ流|猫背改善セルフケア

【1】胸椎の伸展エクササイズ

椅子に座り、背もたれの上部に胸を当てて反らす。
胸が開く感覚を意識して深呼吸。

【2】肋骨ストレッチ(側屈呼吸)

胸に手を当て、
息を吸ったときに肋骨が横に広がるのを意識。
1日10回で胸郭の動きが変わる。

【3】肩甲骨寄せ・下げ運動

肩甲骨を「寄せながら下げる」。
背中の土台が整い、自然に姿勢が良くなる。

【4】腹式呼吸で横隔膜を柔らかく

お腹をふくらませる呼吸をゆっくり行い、
横隔膜をリラックスさせることで猫背改善につながる。



■ 猫背は“治す時代”から“予防する時代”へ

猫背は放置すると
✔ 慢性肩こり
✔ 自律神経失調
✔ 呼吸機能の低下
✔ 冷え、むくみ
✔ 代謝ダウン
など、多くの不調を引き起こします。

逆に、姿勢が整うだけで
呼吸・集中力・疲れの取れやすさ・メンタル
すべてが上向きになります。

「なんとなく体が重い」「疲れやすい」
そんな方は、もしかしたら“姿勢由来”かもしれません。



■ 施術やスクールでのサポートも実施中

当院では、
✔ 姿勢分析
✔ 猫背改善の専門施術
✔ 呼吸改善ワーク
✔ セルフケア指導
を行っています。

詳しくはこちら👉
ほぐリッチもみほぐしセラピストスクール
https://www.hogurich-seikotsuin.com/p/8/

猫背が気になる方、また生徒さんに教えたい先生も、気軽にご相談ください。

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