緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)は、頭痛の中で最も一般的なタイプで、頭全体が締めつけられるような鈍い痛みが特徴です。多くの場合、軽度から中等度の痛みが長時間続き、日常生活には支障をきたさないことが多いですが、慢性的になると集中力の低下やストレスの増加を招くこともあります。
主な原因
首・肩・頭の筋肉の緊張
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪化
精神的ストレスや不安、緊張
睡眠不足や疲労の蓄積
眼精疲労(目の使いすぎ)
症状の特徴
頭全体または後頭部、こめかみ付近が締めつけられるように痛む
ズキズキというよりも、重く鈍い感じの痛み
肩こりや首こりを伴うことが多い
吐き気や視覚の異常は少ない
動いても悪化しにくい
対策と予防法
姿勢の改善と定期的なストレッチ
リラックスできる時間を設け、ストレスをためこまない
適度な運動や入浴などで血行を促進
十分な睡眠とバランスの良い食事
痛みが強い場合は、市販の鎮痛薬を適切に使用するか、医療機関を受診
緊張性頭痛は生活習慣の見直しやストレス管理によって改善が見込める頭痛です。慢性的な場合は、自己判断せずに医師の診察を受けることが大切です。